無常なイバナのサラエボからザグレブへ 2008年7月13日(日) クロアチア1 ザグレブ1 駅構内宿泊
列車のチケットは学割で41マルク(約20,5ユーロ)、朝と夜行があるらしい。
早朝に逃げ出してやろうかと思ったが朝食の魅力に完敗した情け無い一人旅の日本人。
8時に起きて、8時半に一緒にトゥガザーした。
バスに乗ったがやっぱりタダだった。
駅前で日本人の若者と出会った。
彼もイヴァナハウスはもちろん知っていたが絶対に宿泊しないらしい。中央アジアを横断して東欧を回っているとこだという。
彼も日本人にはほとんど出会ってないという。やっぱりこの物価の高さではきつい。
何やら話しているとイヴァナはどこかに行ってしまい、30分ほど世間話をしていたが彼はきゃつが戻ってくるまでに退散すると言うことで街の方へ逃げていった。
やつが戻ってきて何度も夜行に変更しろと言ってくる。
プラットフォームに一緒にいった。
列車が入ってきた。やつは客引きを始めた。
さよならも言わないで列車に乗り込んだ。
そのまま列車はザグレブ方面へ進んでいった。
すべてのHP(ヒットポイント)、MP(マジックポイント)、ガッツ(キャプつば)、小宇宙(コスモ)、エネルギー、ビタミンや鉄分など各種栄養素、若さ、精気、気(Dボール)を99%吸い取られて、朦朧としながら列車は進む。
これでやつともお別れできた・・・
助かった!!
やつはかなりおっちょこちょいなブラックキュートな性格だった。
この別れの時もそうだったが日常でも多かった。
それが全然かわいくない。面倒なだけ。
あの子だったらどんなにかわいかっただろう、無常。
しかし、ついにサヨナラできる!
fara ありがとう!!
しかしやつは何でこんなに素っ気無い私を気に入っているのだろうか。
かなり非常に迷惑だがかなり良くしてくれた。そこだけは感謝したい。
寂しい生活を送っているだろう事はわかった。やっぱり誰かと一緒に居たいのだ。
こういう私も誰かと一緒に暮らしたいと思う。
そして、この旅でもたびたび孤独を感じた。
この前コソボでもらった映画「INTO THE WILD」でも主人公は最後に書き残した。
人は一人では寂しいのだと。幸せは一人ではありえないのだと。
昨晩はすべてのオファーに返事さえなかった。今回で学んだ、もっとしっかりしたメールを送ろうと思う。自分の説明文も手直ししよう。とりあえずクロアチアのザグレブで先々のオファーを完全に出しておこうと思う。初めての失敗だった。クロアチアとスロベニアだ。
列車は丘を抜けて村々を抜けて進んでいく。
ザグレブ、どんなとこだろう。安宿は15ユーロぐらいでユースホステルがいくつかあるという。
情報はまったくない。
しかし一つ知っている。日本を代表するサッカー選手、三浦カズがその町で短期間だがプレーしたのだ。
私は今でもバスに乗る時は「カズシート」を確保して喜んでいる。
ザグレブの一つ手前の町で乗客全員が鉄道工事の関係で降ろされてバスに乗り換えた。
クロアチアの独特の国旗がはためいている。ついに着たのだと感じる。
この国はサッカー大国だ。以前になぜこの人口が少ない国が強いのか考えた事がある。テレビでやっていたがサッカーしかないという現実があるらしい。確かに列車の中からもサッカーをやっている風景を何度も見た。そしてヨーロッパに入って感じるのが環境が抜群に良い事だ。コソボやマケドニアでさえ芝生のグラウンドがたくさんあって簡単に利用できる。日本は芝生でやるのはかなり難しく底辺のサッカーをしていた私はほとんど記憶がないほどだ。しかも最近は場所さえもない。地方でも勝手に学校のグラウンドを使うと駄目な時代になってしまっている。東京でやる時なんかもっと大変だ。場所を確保するのにかなりの料金が発生する。加えて日本人はサッカーに向いていないのも感じる。やっぱり負けるわと思った。
ザグレブの駅は小さく街はよりヨーロッパ的に美しくなっている。
しかし水道もないし、電源もない。
どうするか考えた。時刻はすでに20時。荷物を駅で預かるのに2ユーロかかるが止めた。体力で勝負していかなければならないのだ。
ATMで300カナ(約40ユーロ)を下ろして町へ繰り出した。まずはネット屋でオファーの確認がしたいが発見できない。無線もたくさん飛んでいたが入らなかった。
人々は楽しそうにカフェやバーで飲んでいる。重いバックパックを背負って歩くのに少し抵抗があったが恥じるな。おれは旅行をしているのだ。
そして道に迷った。住宅街を回り歩く。そうだ、今晩は駅で宿泊する。駅は野宿しやすい状況だった。




目の前をタバコを口元に持っていきながら足早に歩いている男、左のベンチを見ると暗い表情の中年の女性、再び視線を前に戻すと一組のカップルが立ち止まり抱き合いうっとりとキスをする。
腹が減ったので一件のカフェに入って何やら食ってビールを飲んだ。5ユーロほどした。

しかし3時間ぐらい歩いたので疲れきってしまった。まぁだいたいわかった。物価もやけに高い(といっても西欧ほどではない)。私はこの国に向いていない。なんせケチだし一人だからだ。ホステルも100カナ(約13ユーロ)ぐらいする。止めておく。バックパッカーは多いが日本人は見当たらない。駅前の郵便局は24時間開いているので葉書を買って送った。ビールでも飲むしかない無常。
明日の朝5時25分の列車でハンガリーのブタベストに行ってやる。チケットは簡単に買えた、学割は不可で210カナ(約28ユーロ)。
アドリア海のスプリットもドブロニクにも行ってないがクロアチアはもういい。日本人のパックツアーでは人気が最近あるようだ。
夜中の1時ぐらいに駅の構内に戻って寝た。