青と白の国にて 2008年6月20日 ギリシャ8 イオス島1
ここで記録しておくが現金の残高は120万円ほどある。
日本を出国した時は150万円ほどだった。つまり15ヶ月で30万円ほどしか使用してないのだ。だからびびる必要はないから安心しろ。それに集めようと思えばミニマムでも10万円はあるはずだしな。
これだけカネの事を自分に言い聞かせないとやっぱりびびってしまう。 
どうやらイオス島に到着したようだ。よくあの甲板のベンチで寝れたと感心した。どこでも寝れる素質があるのかもしれない。こういう順応性がないと貧乏旅行はやっていけない。
それで思い出したがカイロでダンサーが外でサンドウィッチを買って飲み物がないと食べれないと言っていた。また焼肉もライスがないと食べれない人が多い。私なんかは食べ放題の時は特に肉を詰め込む為に一切ライスは食べない。
で、キャンプ場を目指した。島は確かに欧州の島らしくて写真か何かで見た白い石造りの家がポツポツあるだけだ。港も小さくて旅行者用のレストランが何軒か並んでいる。港の近くにキャンプ場が見えたがあんまり良くなさそうなのでその辺りの旅行代理店で聞いたらこの島には二つキャンプ場があるようなのだ。適当に歩くと島の地図があったのでそこで確認した。島は南北10キロぐらいはありそうだ。もちろん歩いて1周はきついだろう。
まだ早朝なので涼しい、そこまで2,3キロはあるようだがなんとか歩けそうだ。しかし荷物が重い。テントとパソコンのせいだ。
途中の急な坂道でカップルが下から来たので階段の道を譲って私はすべりそうな道を選んだら丁度すれ違う時に滑ってしまって大丈夫かと言われたが苦笑いしかない。こっちは重い荷物を背負っているし道を譲ったのにこんな情けない事になってしまったのだ。まぁいい。
FAR OUT CLUBというキャンプ場になんとか到着した。1泊5ユーロだ。アテネのウルグアイ人が言っていたとこだ。
ビーチはすぐそこでテントは高台にあるので海が一望できる。とりあえずテントの設営に手間取った。その辺で石を何個か拾ってきてゆっくりやった。とりあえず昼から仕事探しに出掛けるのでそれまで昼寝をして体力の温存だ。
しかしギリシャの国旗はよくこの国を表していると思う。国旗は青と白だが家も青と白を基調にしているし、サンサンと照りつける太陽が南ヨーロッパを感じさせるが、、、やっぱり一人はきつい。一人の人なんかほとんどいないし、東洋人は一人も見かけない。
仕事は見つかるかもしれない。途中で声をかけてきた遊び人風の男がクラブから出てきたし、中心の辺りに多そうだ。
起きて持ってきた食料のパンと豆のトマト煮の缶詰を食って適当に出発した。
しかし暑い。
ビーチを歩いたが初めて上だけだが水着を着けてない女性を見たが興奮はない。海水は冷たいがここも透明度は高くきれいだ。
島の中心まで15分ほど坂道を歩いて行った。スーパーがあったので覗いてみたらそんなに高くはなかったので安心した。ビールを1ユーロで買った。外のベンチで飲んでいると若者が座ったので話しかけたらアイリッシュだという。地元の人に仕事の事を聞きたかったのだ。その前を通った女の腕に「I ラブ BOX」と書いてあったのであれはどういう意味だと隣の男に聞くと知らないという。もう駄目な前兆だ。
この島はイギリスとスウェーデンが多く来ている。旅行代理店を2軒ほど当たってみたがその辺のBARやクラブで聞いてみろとしか教えてくれない。どうやら難航しそうだと不安になった。観光客はそんなに多くないこの島で本当に見つけられるのか。
路地中にBARなどがけっこうあってスウェーデン人が30人ぐらい騒いでいる。その中に朝出会った地元の若者もいて、おまえも仕事なんか後で探して騒ごうぜと言ってくれたが。。。
何軒か当たってみたが1軒は客引きの募集で一人連れてきたら4ユーロやるという。もう1軒は女しか駄目だという。
それでとりあえずスーパーに戻ってビールを買って流行ってなさそうなレストランでピタサンドを2ユーロで食った。夜にクラブはオープンするので出直すつもりだ。
女しか駄目なのは理解できる。かわいい子は驚くほど優遇されるのだ。
以前、アメリカ人と日本人のハーフがいてそいつは19歳のカリフォルニアの大学生で見た目は完全に肌が黒い外国人でエキゾチックなかわいさと美しさを併せ持っており、日本語も英語もペラペラだったし、社交的でお客にも仲間にも人気だった。
調子に乗っていたので私はそっけなくしていたが、そいつが毎日会うとハグっていう挨拶をしてくるので悪い気はしなかったという悲しさ。
で、私はこういうのは慣れていないしされたら挨拶っていうか違う方向に考えてしまうので私には辞めた方がいい、また、おまえは俺のタイプじゃないと言ってやったのだ。そういうと逆効果になってしまったようで結局仲良くなってしまった。
彼女にはアメリカ人の紳士的な彼氏がいる事も知っていたし、一度その彼氏が来た時には気を遣って(その必要もなかったが)、あんたの彼女は人気があるし羨ましいよと言ってやったら、彼女にも聞こえてしまいまた勘違いして喜んでいたのだ。
それから彼女は彼氏と一緒に久しぶりに私と出会ってその時もハグっていう挨拶をしてきたので驚いた。説教してやろうと思ったが辞めておいた。そういうもんかもしれないからだ。それが彼女との最後だった。
時刻はわからないが相変わらず陽は高い。宿の敷地内はプールやバーがあってここでもスウェーデン人が100人ぐらい騒いでいる。ワールドカップでも見たがバイキングの帽子を被っている。トランスがガンガン鳴り響くが、、、
テントに戻って読書しながらウダウダ過ごした。
ここの高台はテントが3つある。
左隣はフランス人のカップルで右はカナダ人カップルで真ん中は日本人のシングルで無常。
夕方にフランスの男とカナダの女と3人で話したが内容はケベックのフランス語の発音は面白いとか旅行ルートや日程についてとかそんな感じでフランスはチャオとか言って行ってしまった。仕事を探していると言うとやっぱり難しいと言っていた。ギアニスは簡単だと言っていたがどうなのか。
夜の12時ごろまでテントで待機して、パソコンでこの日記を書いていた。
夜のこの辺りは静かになってレストランでだべっている旅行客がそこそこいるぐらいだ。
島の中心まで行くとBARやクラブはここぞとばかりに人も多く盛り上がっていた。
小さな一角だが小さな路地の中が迷路のように小道が網目のように通っており、雑貨屋やBARなどがひしめき合っている。
私は目星を付けていたクラブにさっそく当たってみた。入り口の男に声をかけたのだ。
ここで働いている人ですか? そうだが ここにスタッフ募集の張り紙があるので働きたいのですが? うーん、女の子だけなんだ。 ・・・・
これで終了した無常。
商店で1ユーロのビールを買って楽しそうな欧米人を尻目に路地の中を下を向いて大通りに出た。
昼間に行った流行っていないレストランでピタサンドを食った、途中のバスケットボールコートで若者がはしゃいでいたのでベンチの端っこの方に座って眺めた。あーいいなぁ、若い頃の地元を思い出した。あーやって夜中に公園とかコンビニとかでただウダウダしていた頃が懐かしい。
星はきれいで今晩は満月だった。それが海面を照らし出し、ゆらゆらしている。波打ち際を歩いてテントに戻った。
出費 ビール3本 3 ピタサンド2 4 ジュース2,5 テント5 葉書0,3 14,8ユーロ